私は慌てふためいて
ティッシュに
手を伸ばそうとして
ガコンッ!
私と手錠で繋がれた
おじいちゃんがまた
テーブルに顔を打ちつけたッ。
「あ…」
「……」
「大丈夫…ですよね?」
「……」
人一倍
生命力はありそうだしッ。
「…おじいちゃん?」
やだ。
「…ウソでしょ?」
「……」
「おじいちゃんッ
おじいちゃんッ
おじいちゃんッッ!!!!!!」
テーブルに
突っ伏したままの
おじいちゃんを抱き起して
カラダを前後に
揺り動かしてみるッ。
「……」
…反応がないッ。
「…そうだ。
テツオさんッ!」
私は
おじいちゃんのカラダを
抱き上げて
引きずるように
バスルームに向かった。
「テツオさあああああんッ」
洗面所には
裸体のまま
テツオさんが
髪の毛を乾かしていて。
「どうしたの?」
テツオさんは
どこも隠そうとはしない。
「…いえ、あのッ」
そのダイナマイトなボディの
下半身に
釘づけになるッ。
…ちゃんとした
女性のカラダだ。
そう確認してしまった
自分に
思わず赤面してしまった。
「…この脂肪の入れ方は
なんじゃッッ!!!!」
私の腕の中で
果てていたハズの
おじいちゃんの手が
テツオさんのおおきな胸を
鷲掴みしていてッ!!
「死んだフリッ!!!」
してたなんて
最ッ低いいいいいいッ!!