「何をするのじゃ、じゃ
ないでしょおおおおおッ」

それはこっちの
セリフですッッ!!!


「この書類が
ここにあるのを

知られたりしたら
大変なコトに
なるでしょうがあああああ」


「おお。そうであった…」


全く、何の為に
神経をすり減らしながら
留守番をしてきたのか
わかりませんッ。


「…書類って
何のお話かしら」


え。

玄関ドアが
カチャリ、と開いて。


「ひッ!!!!」


大正ロマンが
ドアストッパーの掛った
ドアの隙間から

中の様子を
伺っているッッ!!!


思わず反射的に
書類の入った箱が乗った
台車を

私とおじいちゃんは
自分達の後ろに隠そうと
してしまいッ


「あら。それは何かしら」


かえって
目立たせる結果と
なってしまったッ。


「…いえ、あの、これはッ」


アタマが
真っ白になってしまって

言い逃れするコトバも
見つからないッ。


絶対絶命。


こんなとき

映画なら

決まってヒーローが
助けに
現れるハズなのにッ。


「セイいい…ッ」


私のヒーローは

病院のベッドの上で
眠っている…。





先生のベッド♪♪♪

スプリング♂025

≪〜完〜≫


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