「先生の使いのヒトだとか?」
「…だったら
放っておけばいいさ!」
そのうち
諦めて帰るだろう、って
セイは私の首筋に
再び舌を
這わし始めようとした。
「…でもッ」
家の様子がおかしい、って
先生に連絡が
いっちゃうんじゃ
ないのかな…。
ドンドンドン、ドンッ!
「……」
…何だか嫌な予感が
するんですけどッ。
ドンドンドン、ドンッ!
ピンポンピンポン、ピンポン!
ドンドンドン、ドンッ!
ピンポンピンポン、ピンポン!
「…やっぱり私
様子を見てくるッ」
「いいから!」
抜け出そうとした私の腕を
セイが掴んだ瞬間。
ベッドサイドにあった
電話が激しく鳴って。
「……」
「……」
「…ったく!」
セイが観念をして
カラダを起こすと
面倒臭そうに
受話器に手を伸ばした。
ドンッ!
「!?」
ドンドンドンッ!
キュキュキュッ、キュ。
…今度は窓の外から
異様な音が聞こえてきてッ!
「…窓の外に誰か、いる?」
「ここは9階だぞ…」
「…だよね」
アニメやオカルトでも
あるまいし
9階の窓の外に
誰かがいるなんて
あり得ない。
あり得ないハズ
だったのに…。
先生のベッド♪♪♪
スプリング♂029
≪〜完〜≫
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