「……」
「今日の日付のレシートだな」
セイが私の顔を
ちらり、見るッ。
…私の額から
汗がボロッボロ
こぼれ落ちてきてッ。
「…わざわざ
この部屋を留守にしてまで
買いに行くなんて」
何に使うつもり
だったんだ?、って
刑事ドラマさながらの
緊張感ッ。
「……」
ハウスクリーニングの
オジサンが
空気を読んで
そそくさと立ち去ってゆく…。
「……」
…先生のお母さまの
形見のテーブルを
セイが傷つけて
しまってたんだ、とは
やっぱり
どうしても言い出せない。
「…どうして黙ってる?」
「……」
ただでさえ
その場の空気が
ドンドン悪化していっている
とゆ〜のに。
「あら、アナタ達。
まだいたの」
その場をさらに凍りつかせる
その声は…!
大正ロマンッ!!!!
そのヒトでッ。
「……」
油断大敵。
この部屋に
例の書類があるコトを
彼女に知られていたのを
セイに
伝え忘れていたコトに
今頃、気づいたって
もう遅い。
先生のベッド♪♪♪
スプリング♂030
≪〜完〜≫
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