「…トーコちゃんは
氷を用意して
患部を冷やして!

テツオは
セイくんの手錠を完全に
手首から外して!

僕は部屋から
痛み止めを取ってくる!」


「はいッ!」

先生の指示に従って

私は大正ロマンのキッチンで
私は氷を入れるビニール袋を
探すけど

どこに何があるのか
さっぱりわからないッ。


「もおッ!
ゴミ箱に使ってるヤツで
いいかッ」


ゴミ箱に手を掛ける私に

「ビニール袋なら、ここよ」


私は親切な声に
顔を上げた。


「!!!!!!」

そこには
この部屋の主

大正ロマンが
立っていてッ!!!!


「…黙って聴いていたら

アナタの家の坊やは
ずいぶんと言いたい放題
語ってくれるじゃないのお」


大正ロマンは
冷蔵庫から氷を取り出すと

「きゃッ」

私の背中に
氷を流し込んでは

「きゃあ〜はははははッ」

笑っててッ。


…どこで飲んでいたのか

お酒の匂いが
プンプンする。


「ホント、ば〜か!」

大正ロマンは

私のカラダを
押し退けるようにして

キッチン奥のドアから
ふらつく足で
ベランダに出ようとして。


「危ないですよッ」

大正ロマンのカラダを
支えようとして

私はベランダから
上半身がおおきく
はみ出してッ!!!


9階から見る景色は
絶景とゆ〜より

失神モノでッ。


「…もう失くして
惜しいモノなんて

私には何もないから」


「……」

大正ロマンは
私のカラダにゆっくりと
その体重を掛けていく…。





先生のベッド♪♪♪

スプリング♂039

≪〜完〜≫


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