「さて質問です。
このシャンパングラスは
どうなる運命に
あるのでしょうか」
シャンパングラスを
ターブルの角に軽く当て
カツーン。
高い音を鳴らし
大正ロマンを
けしかけているッッ!!!
「セイッ。もうやめてッ」
テーブルに
傷がついていないか
私は思わず
手で触って確かめたッ。
…このテーブルが
先生のお母さまの
形見なんだってコト
やっぱり
セイの耳に入れるべき
なのだろうか。
セイのあの挑戦的な目ッ!
…このままでは
このテーブルが本当に
ボロボロにされてしまいそうな
気がしますッ。
だけど。
目の前には
大正ロマンがいて。
このヒトにまで
知られてしまったら
どうなるか
予測もつかないッ。
なのにッ!
「シャンパングラスの
製造年月日がわかれば
占えたりするのかな」
「……」
「最高級クリスタルの
ダイヤモンドのロゴ入り!
先生が大事にしてる
コレクション、だけど」
「セイッ!
もう充分わかったから
もうやめてッ!!!」
セイの腕を
抑えようとした私より
一瞬早く
セイは持っていたグラスを
手首を利かせて
振り下ろしていて…!!!!
ガツッ。
その瞬間。
鮮血が細く飛び散って。
「…え」
いったい
何が目の前で起こったのか。
想像もしなかった
そのヒトの反応に
私の思考回路も
停止した。
先生のベッド♪♪♪
スプリング♂031
≪〜完〜≫
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