美容院での話に
始まって

今日のパパの同僚の
お見合いランチの
エピソードとか


セイを掴まえて
放そうとしない

延々と続く
ママのおしゃべりッ。


ときどき

セイが私の方に
困った視線を投げ掛けて
くるけれど

その表情は
どこか穏やかで。


…ちょっとだけ

ママに
嫉妬しちゃうかなッ。


私は
クラッカーを
ハムスターのように
自分の口に詰め込んだッ。


そんな私を直視して

セイが笑いを堪え切れず
爆笑死して。


そんなセイにつられて
私まで笑ってしまう。


だけど。

そんな和やかな空気も

「え?、占い師に?」

セイが電話で
嫌なキーワードを口にして

イッキに止まるッ。


「…知ってるけど。

”アナタと私の
らぶらぶ相性ブック”
とかって
本を出してるヤツだろう?」

ってッ。

その聞き覚えのある
ダサい響きッ!

確かお庭で
セイが押しつけられていた

大正ロマンの本の題名

だよねッ。


ママとセイの会話に

どうして
大正ロマンの話が
出てくるのかッ。


何だかメチャクチャ
嫌な予感がッ

ううんッ!

悪寒がしますけどッッ!!!


「……」

セイのそのマジな横顔に

私はまた

身震いをした。





先生のベッド♪♪♪

スプリング♂033

≪〜完〜≫


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