私は急いで自分の部屋で
ケータイを手に取って。


”緊急事態”とゆ〜
大義名分を手に

私は躊躇なく
セイのケータイに
意気込んで電話を掛けるッ。


トゥルルル。


トゥルルル。

トゥルルルル〜…。


なのにッ。


「…どうして
セイのアンポンタンは

さっさと電話に出ないのかッ」


昨日の朝は

恐らく徹夜明けだった
みたいだから

もしかしたら
今頃、爆睡しているのかも
しれないけれどッ。


「ああッ!

留守番電話サービスに
切り変わったッ」


くぬううううう。


「緊急事態なのにッッ!」

留守番電話サービスの
おね〜さんの声までもが
気に障るッ。


連絡が取れない。

その事実が
私の不安と行動力を
増大させて。


「セイがダメでも
先生のケータイならッ…!」


私は先生のケータイを
鳴らしたハズだった。


確かに

間違いなく

それは
先生の番号だったのにッ。


『…朝っぱらから
何の御用かしら』


えッ。

…この高慢なしゃべり方。

『たいした用もないのに
気軽に電話してくるなんて

女子高生って
ホント、ヒマなのね』


「……」

先生のケータイに出たのは

確かに

大正ロマン

渦中のそのヒトだった。





先生のベッド♪♪♪

スプリング♂037

≪〜完〜≫


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