私は覚悟を決めて
見苦しいキグルミを
部屋に迎え入れた。
「セイ、あのねッ」
私はセイの機嫌を取るべく
いい話題がないか
一生懸命考えるけどッ。
「……」
廊下での
チャラけたステップが
ウソのように
キグルミ姿のセイは
部屋の中では一転して
黙り込んだまま
カチャ。
静かにドアのカギを閉める。
「セイ?」
「…何度もここへ来て
ずっとドアを叩いていたのに
無視するんだもんなあ」
キグルミ越しのセイの声は
なんか気味が悪い。
「あ、ごめん。私、寝てたから」
「でもよかった〜。
思い切って
チャイム鳴らしてみたら
ちゃんと迎え入れてくれて」
「そりゃ…」
そうしなきゃキレるくせに。
「嬉しかったよ」
キグルミ姿のセイは
私との距離を
少しずつ詰めてくる。
「ミニスカートかわいいね。
土産物のショップでも
すんごく目立ってたよ」
え?
「ひとりでホテルに入ってさ。
誘われてるのか、と
思っただけで
物凄くワクワクしたよ!」
「セイ?」
「ふふふふふ」
…何か変だ。
「やあ〜っと僕のモノだね。
子猫ちゃ〜ん♪
ひゃあはっは〜♪」」
「!!!」
このヒトッ
セイじゃないッッ!!!!
「ひッ…!!」
逃げようとする私の腕を
「どこ行くの〜ん♪」
キグルミ姿のオトコが
すかさず掴まえる!
「ヤッ…!」
「キミはもう僕のモノ〜ん♪」
オトコが私のカラダを
ベッドの上に
乱暴に叩きつけた!
「へっへっへ〜♪」
オトコは
自分のアタマの被りモノを
ゆっくりと剥ぎ取って
その衣装を脱ぎ始める。
「……」
長くて脂ぎった髪。
コケた頬。
ぶ〜さんの中身とは
とうてい思えなかった。
トランクス一丁のオトコは
ベッドの上で固まっていた
私の足に触れ
細い舌を爬虫類のように
小刻みに動かしながら
「へへへへへ〜え♪」
目をおおきく見開いて
下品に私を視姦する。
「……」
「やめてッ…!!」
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