「今日はいつになく
ジュンニイのテンションが
低かったワケだ」

「え? 
俺、テンション低かった?」


熱を出してる
ジュンニイには悪いけど

ホッとした。

自分が
大事にしているヒト達から

嫌われる。
呆れられる。
幻滅される。


そんなの
耐えられそうにない。


「イブの夜
妹にぶっかけられた
ペットボトルの水が
効いたかな」


私は何て
臆病者なんだろう。

「ヒメ?
何だよ。どうしたの?」

ジュンニイに
頬に触れられて

涙がこぼれてしまった。


「大丈夫だよ。
大袈裟なヤツだなあ」

ジュンニイが
私を抱きしめてくる。

何度も何度も

私のオデコや頬に
キスをして


「あ〜〜〜〜っ! 
体調、万全だったらな」


悔しがった。


あはははは。


「今日はあったかくして
寝なさい!」

「ふあ〜い!」


大晦日に初詣にいく
約束をして

玄関までジュンニイに
見送って貰う。


「あのさ。

いっしょに住みたいって
言ったのは

本気だから」


ジュンニイが
背中から私のカラダを
抱きしめてきた。


「…ヒメに再会したとき
直感的に思ったんだ。

コイツだって」 


同じ空気とタイミングを
持っている相手。


「いっしょにいるのが
自然だから

だからいっしょに
暮らしたいと思う」


うん。


「…私もそう思う」


ジュンニイの頬に
私は振りむきざまに
キスをした。






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