《『彼』の作品を
見たときは

正直言ってホント凍った。

想像で
創りあげたんじゃない。


あそこまで
いろんな意味で
リアルだとね。

そういうカンケイを
持ってないとって

誰もが思うよ》


「……」

そんな作品なんだ。

そうなんだ。


「…軽蔑したよね」

もう涙でぐしゃぐしゃで
メールなんか打てなかった。


「だから
怒ってないってば!」

ジュンニイが
私の様子を気遣っている。


「あ〜!
アニキが泣かした〜!」

ジュンジュンが
ジュンニイのせいにして
その場を取り繕おうとする。


アセるジュンニイに

「ヒメ〜。
もう許してやんなよ〜」

ジュンジュンが
大ウケしてみせて


「お互い様かもね〜」


窓の外を見ながら

ゲンコツで私の側頭部を
ぐりぐりしてきた。

それ以来

何も知らないユッキと
3人で
バカ話なんかして


以前と変わらない生活が
また戻ってきているかの
ように見えていた。


でも

ふたりのカンケイは
以前とは
確実に違っていて


神様は

私達の友情を
試すかのように

次のステージを
用意していた。






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