「…ヒメ。
ついてきてくれる?」
ジュンジュンの
目が恐い。
どうして
このヒトは私なんかに
なついているんだろう。
こんなコトで
ジュンジュンの嫉妬なんか
買いたくはない。
「知ってるヒトが
ひとりでも多くいた方が
ココロ強いですもんね」
私は論拠をずらして
ジュンジュンの嫉妬を
回避する。
もう
逃げられないのか…。
ジュンニイに
《今日は遅くなるので
とんかつは明日》
メールを打つ。
必要以上に
ハートマークを
ふんだんに盛り込んで
後ろめたさ満開だった。
《適当に食べとくよ〜ん》
ジュンニイからの
ソッコーメール。
ごめん。ジュンニイ。
この先の展開を
考えただけで
憂鬱になる。
『彼』に私を
逢わせたりして
ジュンジュンは
平気なのだろうか。
…もしかして
私、ジュンジュンに
試されている?
母親のコトに
かこつけて
本当の本当は…。