「……」

「いい?」

って、もー。

その手はしっかり
スカートの中に
入ってるんですけど。


「ヒメ…」

「あ…ッ」

ジュンニイは
私の返事も待たずに
どんどん攻めてきた。

何かこれって。

私、例のごとく
流されてない?


「…学校で汗かいてるから」

とりあえず
仕切り直そうと試みたのに


「かまわないよ」

ジュンニイは
手を止めようとはしない。


『彼』と同じような
リアクションだけは
して欲しくなかったのに。


オトコなんて
みんな同じなのかな。


制服のセーターを
たくし上げられ

『彼』との
ヒメゴトが蘇ってきて


私のアタマの中を
混乱させる。


ブラウスのボタンに
手がかかり

それが
ジュンニイに
されている行為なのか

『彼』にされているのか


自分でも
わからなくなっていた。


ダメだ…!

こんなの。


「やめてッ…!!!!!」

私の強い口調に
ジュンニイの手が止まる。