「もういいよ!
やめてユッキ…!!!」
そう私が叫んだ瞬間
ユッキの
信じられない行動に
わが目を疑った…!!
ユッキが
オンナノコと
キスしてるううううう!!!!
あまりの衝撃に
教室中が固まった。
「あ…」
しかも物凄い
ディープなキスで
淫靡な音が
静まり返る教室中に
広がっている。
「ウワサ好きのくせに
唇はカタイのね」
放心するそのコを捨て置いて
今度は教室の反対側にいた
もうひとつの
グループに近づいていく。
「な、何よ」
ユッキの瞳に
ロックオンされた
新しい生贄は
またしても
昨夜のリストのオンナノコで。
あっという間に
壁際に追い詰められた。
「ユッキ…」
そのあまりの異常さに
私もジュンジュンも
動けずにいる。
「歯ぁくいしばってないで
口開けなさいよ」
ユッキの乱暴なひと言に
男子がイッキに
盛り上がり始めた。
「いいぞ〜!」
「やれやれ!」
ダンダンダン!
床をリズミカルに踏んで
ユッキを煽る。
そしてまたひとり
同じくロックオンされた
オンナノコは
「ごめんなさいッ!!
もう何も言いません!
ウワサ流したりして
本当にごめんなさい…!!」
その恐怖のあまりに
失禁した。
「あらあらまだ何も
していないわよ」
ユッキのセリフに
男子が歓喜の声を上げる。
教室中大騒ぎだ。