それに比べて
私の学習能力のなさ。
何度も何度も同じ過ちを
繰り返しては
みんなを傷つけ回ってる。
「ヒメって最近
溜息よくついてるよね」
ジュンジュンが苦笑した。
「そ、そっかな」
その通りだった。
「そういえば
ヒメのパパ
チョコ喜んでた?」
「実はね〜」
ジュンニイに送った
相合傘なしの
オムライスの画像を
ジュンジュンに見せる。
「ジュンニイに
これ送信した後
パパに横流ししちゃった」
「すげ〜。作り物?」
「だからパパが食べたって」
「わかってるよ〜」
からかってみただけだと
言わんばかりに
大笑いする。
「それでね〜。
ジュンニイからの
返事がコレ」
相合傘のついた
画像を見て
「さぶう〜〜〜〜い」
ジュンジュンが
冷やかした。
ヒトの恋路には目一杯
容赦なくツッコんでくる。
「ジュンジュンこそ
結局『彼』には
チョコあげなかったの?」