ツイているのか
いないのか。

翌日は休日で。


本当なら
今日の今頃は

ジュンニイと
最高にしあわせな休日を
迎えているハズだった。


何かとっても濃い二日間で

カラダもココロも
消耗しつくしたカンジで。


それでも
何事もなかったかのように
ママと
プリンを焼いたりして。


ジュンニイに焼いたプリンを
持っていけとママに言われて

困惑した。


「今、出張中だから」

またひとつ
ウソを重ねる。

明日から学校どうしよう。


ジュンジュンの言う通り
卒業式まで
学校をサボるしかないか。


幸い、学年末考査も
終わったばかりだ。


問題から逃げてる
気もするけれど

もう時間に解決して
貰うしかなかった。


《進学予定の大学に行って
時間をつぶしたら?》

ジュンジュンのアイデア。


バイトが忙しく
なってきたらしく

ジュンジュンも
しばらく学校を休むと
添えてきた。


「大学、かあ…」

面接と論文だけで
何の苦労もせずに
決まった進学先。


どんな学校なのか
調べもせずに

推薦を貰った。


いかにも
周りに流されやすい
私らしい選択で。


「いってきま〜す」

学校に行くフリをして

今日も
大学のキャンパスに
足を運ぶ。