万が一サボってるコトが
バレても
ママ達にも
学校の先生にも
これなら入学の準備と
言い訳も出来る。
ジュンジュンて
やっぱり
たいしたアイデアマンだ。
1日で飽きるかと思ったら
いろんなサークルを
見て回ったり
ケッコー時間を潰せるもんだと
感心した。
何だかんだで
見学も2週目に入って。
学食も図書室も
もう自分の庭みたいに
なっている。
ジュンジュンが高校時代
夢中になっていたチア部は
さすがの人気で
いつ行っても
見学者でいっぱいだった。
高校生らしいメンバーも
練習に混じってるのを見て
ちょっと心配になる。
ジュンジュンは進学しても
もうチアはやらずに
『彼』のアシスタントを
続けていく気なんだろうか。
バイトが忙しくなったって
送信してきてたけど
『彼』の個展が
近くなってきたから
今の時期だけのコト
なのかな。
目の前のチア部のメンバーが
技を決める度に歓声があがる。
みんな何かしら
目的や目標があって
ここに足を運んでいるんだ。
なのに
「世の中に
こんなにヒマな高校生も
そういないよな〜」
独り言が
多くなってきた。
コンビニに入って
バイトの求人情報誌を
立ち読みする。
新しい環境で
何もかもリセットするのも
いいかな
なんて。
私も相当やられてる、な。