疑問が解消されないまま
ジュンジュンと別れ
家に戻って
洗濯機を回す。
「ジュンイチくんて
やっぱりオシャレな下着
つけてんのね」
ママが物干し場を
覗き込んできた。
「もお、ママは
むこう行ってて!」
「ご近所のみなさんに
パパがそんなの穿いてるって
勘違いされたら
どうしましょ〜♪」
ママは嬉しそうに
キッチンに消えていった。
「……」
Tシャツ類で取り囲むように
下着の位置を移動させる。
パパの目にでも止まったら
タイヘンだ。
夜までに乾いてくれると
いいけれど。
「買いモノ行くけど
何か買うモノある〜?」
ママが冷蔵庫を
チェックしてる。
「シャケと豚のひき肉と…」
メモを取る私の手元を
覗き込んできて
「どっちも冷凍庫にあるわよ」
ママがダメ出しをする。
「明日お弁当作りたいから。
新鮮でおいしいのがいい」
「またジュンイチくん?」
ママが呆れてる。
「明日はふたり分で
いいから…」
そうだよね。
材料費だって毎日じゃ
負担になってくる。
「…やっぱり冷凍のでいいや」
「そお?
じゃ、何かフルーツでも
買ってきてあげるわ」
「レシート忘れないで
貰ってきてね」
「いいわよ。これくらい」
「でも…」
「娘の為にも精をつけて
貰わなくっちゃね〜♪」
ママはニヤリと笑って。
「まむしドリンクもいる?」
やっぱりオチは
下ネタで。