「そうそう。この間
通販でカワイイの見つけて

ついまとめ買い
しちゃったんだけどぉ〜♪」


ママは引き出しから

流行りのクマの
キャラクターがついた
ちいさな箱を出してきた。


「あ、かわいい…」

「いくつあっても
困らないでしょ」

って…!!

「コ、コレは…」

コンド〜〜〜おおお×××!?

顔から火が出るかと思った。


「じゃ買い物行ってくるね♪」

「ママッ!!

私、弟も妹も
いらないからね〜ッ!!!!」


うっわ〜…。

ママはともかく。

パパを見る目が
変わってしまいそうだ。


「…しっかし」


こんなモノを
くれたというコトは

ママは私がジュンニイと
当然そういうカンケイに
なっているんだと
思ってるワケで。


「…まあ、つき合い始めて
半年近くになるし」


正月だってもしかしたら

やるコトはやって
帰ってきたのだと
思い込んでいるのかも…。


「いつでも
来てくれていいから」

「何しに?」


昼間の会話が
ヨミガエル。


そうだよね。

ジュンジュンの言う通り。


家事をする必要もない。

仕事を手伝える
ワケじゃない。

別にホテルに行っても
私がやるコトなんて…。


いや

まさかそういう意味じゃ
ないとは思うけど。


何かちょっと
期待してもいいのかな

なんて。