約束された将来
ジュンニイが
ホテルの電話で話してる。
意識がぼ〜っとして
何だか眠たい。
複数のヒトの
気配がする…。
半分夢を見ているのかな。
手を伸ばすと
そこには確かに
ジュンニイの手があって
安心した。
朝、早かったからなあ…。
私は朦朧としたアタマで
そのダルさと余韻を
楽しんでいた。
ジュンニイが
何やら私に言って
部屋を出ていったのは
うっすらと覚えては
いたのだけれど…。
「こら、いつまで寝てんの」
クリーニングされた
私の服を持ったジュンニイが
私の顔を覗き込んできた。
「ん〜」
もう少し眠りたい。
「もう夕方だよ」
「ん〜…」
寝返りをうつ。
「ヒメ、ほら起きて」
ジュンニイが
私の肩先にキスをしてきて
くすぐったい。
「ジュンニイこそ
仕事遅れちゃうよ」
「何、寝ぼけてるの。
もう終えて
帰ってきたトコロだよ」
私、そんなに眠ってたんだ…。
「カラダ洗っておいで」
ジュンニイの言い方が
何だか卑猥に聞こえる。
「今日はもうダメ。
もう腰が立たない」
意味深な私の返事に
ジュンニイが鬼ウケして
「ほら
自分で出来ないんなら
俺が洗っちゃうぞ」
仰むけにされ
真っ裸なまま
抱きあげられて
バスルームに
強制移動だ。