「ヤだ、ちょっと!!」
ジュンニイの首に抱きついて
自分のカラダの
オンナの特徴と
羞恥の表情を
ジュンニイの視界から
隠した。
「…挑発してんの?」
ジュンニイが
私の耳元で
そっとささやいた。
返事なんか出来なかった。
もうカラダは
とうに限界を迎えていたし。
でもその反面
ジュンニイの
いつもの香りに擁かれて
思考回路を
毒され始めている
自分がいるのも感じていた。
足先に水面が触れる。
そのままゆっくりと
湯船に沈められて
「ぷはっ」
バスバブルの中で
溺れそうになった。
シャー。
泡まみれの私の上から
ジュンニイは容赦なく
シャワーをかけてきて
「目、覚めた?」
イタズラっぽく笑う。
「ほら、じっとして」
ジュンニイが
シャンプーを手に取って
私の髪の毛を洗い始めた。
変な感じ。
何だか私
子どもみたいだ。
スポンジを手渡され
カラダを自分で洗うように
指示される。
「指、突っ込んで
しっかり洗えよ」
どこに?
なんて死んでも言わない。