真っ昼間から
高校生が
何やってんだって。


いっそのコト
ファッションホテルのが

終わった後の
恥ずかしさは
マシだと思うし

まだ開き直れる。


補充されたオシャレな
アメニティーの中から
歯ブラシを手に取った。


歯を磨こうとして
自分のアゴの異変に気づく。

おおきく口を
開けようとすると
アゴのつけ根が痛い。


「アゴがハズれなかった分
まだマシだったのかも」

昼間のベッドでの奉仕を
思い出しては
ひとり赤面した。


腰も股関節も。

情けないコトに
体中が筋肉痛だ。


楽しかったけど


「毎日こんなだと
身が持たないよ」

そう言いつつも
鏡に映ってる自分の口の端は
ニンマリとあがっている。


「…ジュンニイのコト
スケベなんて言えないよな」


シャワーを浴びて
身支度を始める。

バスローブを着て

ベッドの周りに散乱していた
私の身につけていたモノを
拾い集めた。

ジュンニイは予想通り
厳しい顔で
電話を続けていて

ちょっと
機嫌が悪そうだ。


さっさと着替えて
今日は帰ろう。


ジュンニイを
刺激しないように

静かにコトを遂行しようと
していたのに。


無体にも私のブラは
電話をしている
ジュンニイの足元に
転がっていた。


しゃがみ込んで
ブラにそっと手を伸ばす。


「げ…」

電話中のジュンニイと
目が合ってしまった。