「ユッキ!!!?」
どうしてココにって
質問よりも
何でそんな格好を!?
ってコトバが
先にアタマを支配した。
「…そのカッコ」
ジュンジュンが
容赦なく話題をソコにふる。
「かわいい、でしょ?」
ユッキがくるんと
回ってみせた。
…似合わない。
似合わなすぎだ。
でもそんなコト
口が裂けても言えない…!!
とりあえずココは
「おお〜」
ジュンジュンとふたり
作り笑顔で拍手して…と。
「ジュナちゃん。
ヒメちゃん。久々ッスね〜」
特徴あるダレたしゃべり方の
そのヒトは
カウンターの中から
こっちに笑顔をむけている。
「このお店
コージさんの
伯父さんのお店なんだ」
早口言葉みたいに
ジュンジュンが説明した。
「今日は手伝いにきたんだよ。
ヒメ達
びっくりするかな〜って」
ユッキがホホホと
照れ笑いする。
「ユズキ〜。
ビール持ってって〜」
新入りくんの指示に
「は〜い♪」
ユッキが素直に答えてる。