「いってらっしゃい!」
ユッキと新入りくんに
見送られて
店を出る。
冷たい風に煽られて
縮みあがってる私を
ジュンニイが
抱きかかえてきて
「ミニスカートなんか
ナマ足ではいてるから」
寄せてきた
ジュンニイの頬が
あたたかかった。
目の前を歩いてる
ジュンジュンの背中が
ちいさく見える。
「何を見てもちゃんと
冷静でいられるから…!」
ジュンジュンは
そう言っていたけれど
それは
冷静でいなければ
ならないんだと
自分に言い聞かせている
ようでもあって。
どんなモノを
見せられたとしても
ふたりにとって
それは
辛いモノであるコトには
間違いなくて…。
押しつけられる愛。
凍りつきそうな現実に
私はまた
身を縮めた。
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