…その通りだった。


気がつくと私は
いつもジュンニイの意図を
深読みしていて

疑って…。


「ほら!」

ジュンニイに
手を引っ張られて
強引にバスルームに
連れ込まれる。


「ヤだッ! 行かない!


絶対嫌だッ!!!!!」


私の抵抗も空しく

シャツを着たまま
容赦なく
シャワーを浴びせられた。


「や…ッ!」


シャワーに打たれながら

ジュンニイに
両腕を掴まれて

唇を奪われる。


私は目を開けるコトも
許されず

次のコトバも唇で
封印されて。


掴まれた両の腕から

ジュンニイが
自分の怒りを
抑えようとしているのが
伝わってきた。



「…う」


私はその場に
座り込んで

ジュンニイに
腕を掴まれたまま


泣いた。

泣き続けた。


シャワーが止まって。


私の泣き声だけが
ちいさく響いている。


「…ごめん」

ジュンニイが謝った。