ジュンニイは
私の片足をバスタブの淵に
かけさせる。

ジーンズのジッパーの音が
私のカラダを
固く緊張させた。


たくさんのキスを
私の首筋に与えながら

そのままイッキに
ジュンニイが入ってくる。


「うッ…!!」


昨夜は泣いてる私に
何もせず

ただ抱きしめていてくれた
そのヒトが

今はこうして

野獣のように
私のカラダを貪っている。


「俺が何を言っても

まだ裏があるんだろうって
ずっと疑い続けるんだろう?」


ジュンニイのコトバが
何度も何度も
アタマの中をリピートして

この現実に

自分の吐いたコトバの重さを
痛感した。


ぺちぺちぺちぺちぺち。

後ろの壁のタイルに
濡れたシャツが
リズミカルに
打ちつけられる。


真一文字に唇を結んで
押し黙っている私を
責めるように

その動きは速くなって。

「あンッ…!」

繋がっている敏感な部分に
シャワーをかけられ

私は思考する権利を
完全に取り上げられた。


「う、う…、う」

くぐもった私の声が
ちいさく漏れ出すと

私のカラダの色づいた部分が
簡単に判別出来るくらい
スケスケになって
貼りついているシャツが

ジュンニイの昂りを
さらに煽って。


「…愛してる」


つけ足しみたいな
ジュンニイのひと言に

私は喘ぎ声で答えてる。


何やってるんだろう。

私。


またひとつ

何かが壊れ始めていた。






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