ベッドサイドの
引き出しの中から私は

コンドームの箱を
取り出した。


クマさん柄の箱を開けて

「かわいい〜」

中身の小袋のデザインの
あまりのかわいさに
目を奪われる。


「こら。そんなモノを
手にして悦ぶんじゃないの」


ジュンニイは苦笑しながら
私から取り上げて

乱雑に封を開けた。


「あ〜!
勿体ないッ!!!」


引きちぎられた
小袋を手に溜息をつく。


「使ってナンボのモノ
でしょうが」

そう言いながら

ベッドの上で
女の子座りをしていた
私の腰を

後ろから
軽く持ち上げた。


「きゃ!」

ぱふん!

バランスを失って
私は正面にあったマクラに
突っ伏してしまう。


このタイミングとばかりに

スカートを派手に
捲くりあげられて

パンツをちょっとだけ
ずりおろされた。


「ヤだッ、ヘンタイッ!」

「どこが?」

ジュンニイが余裕で
笑っている。


「脱がす順番が
やっぱりおかしいよ!

しかも何でいつも
中途半端な脱がし方
ばっかするの!」