「……」
ジュンニイが
ちいさく溜息をつく。
「…ナマで入れたかったん
だけど、な」
自分のモノを
元の場所に納め直して
私の上に突っ伏した。
「今日は危険日だから
絶対にダメッ!!!」
私の上で落ち込んでいる
ジュンニイの背中を叩いて
抗議する。
なのに
私の上に覆いかぶさったまま
ジュンニイは黙っていた。
「…重いよ。つぶされちゃう」
私の訴えに
ようやく少しカラダを起こして
「あのさ」
私の頬を撫でてくる。
「子ども、つくらない?」
やっぱり
確信犯だったんだ…!
「大学、通いながらの
妊娠も出産も子育ても
タイヘンだとは思うけど」
「……」
「無理強いは
できないけどさ」
今度は
私の太股を撫で始めた。
「…子どもって…あッ」
ジュンニイの指が
後ろから入ってくる。
ジュンニイは
その指をせわしなく
動かし続けて
私に冷静な判断力を
与えようとはしなかった。
「ヒメパパとか
孫を楽しみにしてるし。
俺も
そろそろいい歳だしさ」
ジュンニイの論拠は
あくまでも
ヒメミヤ家の都合に
終始していて。
でも、そんなのが
本当の理由だなんて
思ってはいない。