食事の支度に

洗濯に掃除に

ジュンニイの為に
毎日を頑張った。


『彼』のコトを
思い出す暇がないくらい

毎日、毎日
せわしなく働いた。


死の告知なんて
まるで
なかったかのように

その部分だけ削除して。


『彼』は元気になって
作品をまた
創り始めたんだって。


ウワサが
耳に入ってこないのを
いいコトに

勝手に
事実をすりかえて
ねつ造して

都合のいいように
解釈する。


「便りがないは無事の証」

昔のヒトは
いいコトを言う。


なのに

「『彼』の母親が

明日
個展を観に行きたいって
言ってきたけど」


ジュンニイからの電話に

心臓が飛び出しそうな
緊張を
自覚させられる。


神様は私に


逃げるコトを
許さなかった。






この作品をお読みになった
感想をお寄せください。


下記の感想の中から
ひとつ選び

【いいね!】ボタンを押すと

お楽しみスペシャル画像が
ご覧戴けます。


絵柄は予告なく
気まぐれに更新されます。



特に感想はありません。
次の話も期待しています!
今回の話は特にお気に入りです!