ジュンニイとお風呂♪
「お風呂のお湯
いっぱいになったよ」
洗いモノをしている私の
背後からジュンニイが
腰を抱いてくる。
それがお誘いだって
わかってはいたけれど
「お先にどうぞ」
私はクールに拒絶する。
「まだ怒ってるの?」
怒ってます。
結婚祝いに
セクシーな
下着セットなんか贈られて
嬉しそ〜〜〜〜に
持って帰って帰ってくる
その神経がわからない!
「仲間内のノリでさ〜。
深い意味は
ないんだからさ〜」
自分の嫁がそんな目で
他のオトコから
見られてるなんて
嫌じゃないのか。
「ね。だから機嫌直して
いっしょに
お風呂入ろうよ。ね?」
「だから」というコトバは
もっと説得力のある文章に
使うべきだと強く思う。
それに
「…ジュンニイと
いっしょに入ったら
リラックス出来ないモン」
「風呂はリラックス
する為に入るもんじゃ
ないだろ?」
「…じゃ何の為に
入るの?」
って聞いた私が
バカだった。
「カラダとココロを
清める為!」
「きゃああああ!」
ジュンニイが蛇口を
イタズラして
洋服がびしょ濡れになった。
「風邪ひくと大変だから
お風呂入っちゃおうね」
ジュンニイが強引に
私の濡れたセーターを
キャミソールごと
脱がした。
「信じられない!!」
「あれ? その下着
新しいの買ったの?」
「え…」
昨日買ったばっかりの…。
「かわいいじゃん。
よく似合ってるよ。
実にそそられる」
「べっ、別にジュンニイの為に
買ったんじゃ
ないんだからね!!」
ジュンニイにまた
背中をむける。
「ふ〜ん」
ジュンニイの手が
私のスカートのファスナーに
かかって
すとん。
私は簡単に下着姿にされた。
「後姿のが
よりそそられるね」
「!!!」
思わずその怪しい瞳を
両手で遮断して
それ以上の見学を阻む。
ジュンニイの手が
下の下着の中に
後ろから入ってきて
「…ここで盛り上がっても
いいけどさ」
どんどんエスカレートする。
「バスルーム?
それともキッチンで?」
「どうしてその二択しか
ないワケ!?」
「じゃ、どこがいいの?」
「どこがって…」
気がついたら
選択肢が
するしないじゃなくて
どこでするかに
すり替わっていて。
「でもやっぱり
風邪ひいちゃうから」って
そのままお姫様だっこされて
湯船に沈められた。