ジュンニイともう1回♪


私の横で
無防備な顔して眠ってる。


うつぶせ寝なのが
ちょっと幼いカンジで
どこかかわいい。


ひと回りも年上のオトコを
つかまえて

「かわいい」だなんて
すごい失礼だとは
思いつつ

ついついそのアタマを
ナデナデしてしまう。


「…ん」

「あ、ごめん。
起しちゃった?」

「ん〜」


ジュンニイは
自分のアタマを撫でていた
私の手をとって

キスをする。


「今、何時?」
「朝の6時ちょい前、かな」

デジタルな時計なら
何分って答えてるんだけど

アナログな時計って
どこかヒトを大雑把にする。


「ちょいってどれくらい?」
「え?」

「仕事行く前に
あと1戦くらいできそう?」

「…無理だと思う」


ジュンニイはタフすぎだよ。

昨夜だって
「すぐだから」
なんて言ってたくせに

日付変更線を軽くまたいで
全然寝かせてくれなかった。


「じゃ、さわりだけ」

ジュンニイは私を
自分の上に乗せるようにして
抱きしめてくる。

…さわりだけって何だ。


ジュンニイはときどき
ワケのわからないコトを
言っては

私を期待させる。


ジュンニイの手が
私の腰に現れて

握りつぶすようにして
揉みしだいてる。


長い腕。

その指は簡単に
私の大事なトコロに届いて

ジュンニイは
イタズラを始めた。


私の全体重が
ジュンニイにかかっていると
いうのに

ジュンニイは
涼しい顔で
パジャマのボトムスに
手をつっこんでいる。


「何?」

目が合って
ジュンニイが私に
笑いかけた。

「……」

私は恥ずかしくなって
ジュンニイの首元に
顔を埋める。

「制限時間、何分?」
「…知らない」

「じゃ無制限ってコトで」

「マユコさんに
殺されるよ」


「……」

ジュンニイの手が止まった。