「毎晩、俺にオカズにされたら
おまえは嬉しいのか?」
嬉しいッ…!!!!!!!
なんて
死んでも言えない。
だから
「そんなコト
コウがするワケないじゃん」
なんて
ケラケラ笑ゴマして
みせたのだけど。
「俺だってオトコだから」
そう捨てゼリフを残して
自分の教室に戻っていったから
超アセッた。
私のコト
異性として
見てくれてないのは
コウの方なのに。
「俺だってオトコだから」
そんなのコッチは
昔から意識しまくって
ますってばって
言い返してやりたかったけど。
そんなコトを
口にしたら
もうコウの傍には
置いて貰えなくなるって
わかってたから。
「大好き」
「誰にも渡したくない」
そんな気持ちを知られたら
もう二度と
家族みたいな顔をして
コウの隣りにいるコトすらも
許して貰えなくなりそうで。
私はコトバを飲み込むしか
なかった。
なのに。