「…ごろーまるが
こっちを見てるよ」
「見せてやろうよ」
私の上でサトルが笑う。
拳くらいの隙間から
部屋の灯りが漏れてきて
サトルのシルエットが
たまらなくいやらしかった。
「おまえの声
俺のカラダに絡みついてくる」
詩人のセリフに
カラダを火照らされて
「やッ…」
どんなに
戸惑うフリをしたって
このオトコには
通用しそうになかった。
アーティストの
巧みな指使いは
私をどこまでも
酔わせて
狂わせてくる。
「いつもッ
こん…なコトッ
してるのお…ッ?」
「好きなヤツとだけだ」
当たり前のコトを
確認するなって
言わんばかりに
サトルの指が
私の感じやすい部分を
ひねった。
「ひゃあんッ」
私の嬌声に
ごろーまるが驚いて
飛びついてきた。
ハダカの私の胸の上に
どっかと香箱座りして
私に睨みを利かせてる。
「あ…」
「仲間に入れて
貰いたいのか?」って
サトルはごろーまるに
話しかけながら
そのままどんどん
突き上げまくった。
「ヤだッ。こんなのッ!
サト…ルのヘンタイッッ!!」
「嬉しい褒めコトバだ」
息も切らさず
自分だけ
いや
ごろーまると
悠々と。
にくったらしい!!!!!
こんなふたりと1匹の
生活なんて
先が思いやられるよ!!!!