でも
もう
ごろーまるとも
このヒトとも
離れられないんだろうなって
予感がした。
出逢って間もない
オトコのヒトと
こんなトコロで
こんなコトをして。
自分でも
信じられなかったけれど。
それでも
今まで出逢った
どんなヒトよりも
深い話ができて
自分をさらけだすコトが
できたから。
「ごろーまる。
おまえちょっと暑苦しいよ」
サトルのセリフに
ちょっと笑った。
「何だよ。
笑うなんて余裕かまして
くれてんじゃないか」
サトルが笑いながら
また私を抱きしめる。
絡め取った私の指に
キスをして
「よく見ると
ひっかき傷だらけだな」
俺といっしょだって
また笑った。
「ツメ切っちゃえば
いいんだろうけど
そのせいで
外で他のネコに
負けちゃうコトがあったら
可哀そうだから」
私の言い訳に
「俺もそう思う」
俺達いっしょに暮らしても
絶対うまくいくって
サトルはまた
私とごろーまるに
いっぱい、いっぱい
キスを贈った。
言えない夜の過ごし方
≪〜完〜≫
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