『パパさん。アタシのコト
オンナだと信じてるし〜』
「…テツオさんッ?」
やめましょうよ。
そんな冗談ッ。
『オトナ同士の
触れ合いだもの。
別にトーコちゃんに
許可を貰う必要は
ナイわよね〜?』
…テツオさんの
強引なワガママの通し方に
セイとの共通点を
見る思いッ。
「トーコ、食事の支度
ちょっと手伝って〜」
遠くから私を呼ぶ声に
『…今の
ママさんの声よね?』
テツオさんの
ひと言、ひと言が
みんな“脅し”に
聴こえてしまうのは
私の気のせいでしょうかッ。
『ふふッ
じゃ、トーコちゃん。
明朝、6時半に
公園で待ってるからッ』
テツオさんは
公園の場所を私に伝え
「もしもしッ!?
困りますッ!!!!
テツオさんッ!?」
『ツー、ツー、ツー…』
強引に電話を切った。
「どうしよう…」
やっぱり
セイに相談すべきだよね。
だけど。