「笑ってないしッ!

だいたいねッ

どうしてそうも
私の恥ずかしい話ばっかり

覚えているのかなッ!」


「あら、だって!」

「トーコの過去から
恥ずかしい話を消し去ったら
想い出が全てなくなるぞ」


「むむむむむッ!」

私はセイの手から
ケータイを取り返すッ。


なんかすっごく
笑いものにされたけど

気になる“キリエ”さんは
解決だ。


自分の部屋に入って
ケータイを
充電しようとした

その瞬間

ケータイが
新たなメールの
受信を知らせてきて


「…あれ?」

登録のないアドレス?


「やだな。迷惑メールかな」

削除してしまおうとして

私はアドレスの文字列の中に

“kyrie”の文字を
見つけてしまう。


「…“キリエ”って」

まさか、ね。





月夜に啼く春鶯
〜ツキヨニナクトリ

レクイエム#011

≪〜完〜≫


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