「お前、俺にナイショで
あの広場で
シンスケさん達と
何をやっていて
どんなトラブルを
起こしたんだ?
ん?」
セイが私のケータイで
私のアゴ先を甚振ってッ。
「お前が言いたくなければ
ふたりに事情を訊くだけだ」
セイが私のケータイを
ベッドの上に投げ捨てた。
「ふたりから
事情を訊くって…」
シンスケはともかくッ
テツオさんは
ヤバイですッ!!!
テツオさんは
あのアジアンビューティーな
屋台のおにいさんの気を
私が惹こうとしていた、って
誤解しッ
思い込んでいてッ。
セイにそんなコト
吹き込まれたら
益々話がややこしくなる!
「セイッ、ちょっと
待ってくれるかなッ」
すがりつく私に
「…どうした?
トーコ。お前
汗が半端じゃないぞ」
セイのサディスティックな
瞳が光る。
月夜に啼く春鶯
〜ツキヨニナクトリ
レクイエム#012
≪〜完〜≫
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