科学捜査が裏付ける
本妻の“供述”にも
バードさんは
眉ひとつ動かさない。
だけど
「“僕は大丈夫だから”」
「……」
「“早く!”
“逃げて!”」
「……」
「長男と思われる少年の声が
聴こえた直後
玄関ドアが乱暴に
開閉される音がした、と
住民の証言が複数あった
らしいじゃない?」
セイが触れてきた
新たな事実。
「アンタ、さあ。
本妻が突き落とした場面を
見たような口ぶりだったけど
ホントはさ
転落の瞬間、傍になんか
居なかったんじゃないの?」
バードさんの顔に
動揺の色が浮かんでいた。
月夜に啼く春鶯
〜ツキヨニナクトリ
レクイエム#067
≪〜完〜≫
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