例えば?、と言われてもッ。
「…セイは賢いんだからッ
こういうときに
機転を利かせずして
どうするのッ!」
「じゃあ。
今度、ダケンに遇ったときは」
オトナとして
おしべとめしべの交わりを
「カラダを張って
手取り足取り教えてやるか」
ってッ!!!!
「冗談でも
そういうコトは言わないでッ」
「…じゃあ。
トーコのカラダを使って
おしべとめしべの
正しい交わり方を
おさらいして
みようかなッ」
セイが私のスカートの中に
手を入れてくるッ。
「私ッ!
そう言えば
帰って来てから
手洗い、うがいをして
いなかったッ」
「俺の舌で
隅々まで
キレイに消毒してやるよ」
セイが私のカラダを
組み敷いてッ!!
「オトナならッ
正しい手洗い、うがいを
心掛けましょうッッッ」
「チーズスナック
口からボロボロこぼしながら
しゃべるトーコに
教えられるとは…」
私の両頬を
モミモミしながら
セイってば
余裕で笑っててッ。
「あのダケンにさ。
どうやったら
子どもをつくるコトが
できるんだ?、って
訊いたんだよ」
「え」
「そしたらさ!」
セイが今度は
思い出し笑いをして。