「大好きだから
構いたくなるんだよ」
「……」
…こんなときだけ
やさしいの。
やっぱり
セイはズルイよね。
「よしッ。
今日はお前のコト
特別に甘やかしてやるッ」
俺のコト
ぎゅ〜っしていいぞ、って
私の両手を
自分の背中に回させて
「ちいさい頃
よく俺のコト
こうやって抱きしめるの
好きだっただろ?」
「…今のセイは
抱き心地がよくないもんッ」
「贅沢なッ!」
セイが
大きく笑いながら
私のカラダを揺さぶった。
「シチュー
冷めないうちに〜…」
ママが突然
シチューを持って
部屋に入ってきて。
「……」
「……」
「…あら、セイもいたのねッ」
ママが
笑ゴマしながら
「セイの分のシチューも
持ってこなくちゃね〜…」
まわれ右して
部屋を出て行って。
「…タイミングが
いいったら、ないよな」
セイのコトバに
「あはは」
私も素直に頷いた。
ちゅちゅちゅCHU〜♪
チュッちゅ♂014
≪〜完〜≫
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