私のカワイイあの子を
ハサミで
切り刻んだりしてたら


「マジ、一生
口なんか利いて
あげないからねッッ!」


私は
カラダを拭くのも適当に

髪から流れる滴で
パジャマを濡らしながら

リビングに飛び込んだッ。


「セイッ!
私のウサギの…!」


だけどッ!!!


「……」

リビングでくつろいでいた
セイの姿を見て

私は思わず絶句するッ。


「セイ…?」

「よく似合ってるわよね〜♪」


…ママがのん気に
私に同意を
求めてくるけれどッ。


「何でッ」

「……」


「どうしてッ

セイが
私のウサギのターバンを
使ってるのよッッ!!!」


「この見苦しいウサ公も

こうしていれば
絶対に
俺の視界に入って
これないからなッ」


そんなコトも
わからんのか、って。


…もしもしもしッ!?


「お前だって

自分でつけてるより
存分にコイツを
鑑賞できるってモンだし」


一石二鳥だろ?、って

セイが
悠然と答えてて…。


「……」

「ママが
言ったとおりでしょ?」

セイは
トーコの大事なモノを
捨てたりしないんだから、って


ママが
セイは自慢の息子だ、と
言わんばかりに

胸を張る…。





ちゅちゅちゅCHU〜♪

チュッちゅ♂018

≪〜完〜≫


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