…セイも背中に
ケロイドが
あったんだんだっけ。
「……」
私はそのまま口籠ってしまう。
「湯上りのトーコを
俺が見る前に
他のオトコの目に
晒したくはないからな」
セイの冷たい手が
私の火照った頬に触れる。
「風呂上りのトーコの肌って
ホント、ぷにぷにしてて
気持ちいいのな」
「…髪乾かすの
時間掛かるから
セイ、先に帰ってていいよ」
「待つよ」
「……」
「ここでおまえのコトを
想いながら待つのって
ケッコー楽しいから」
「…どうせ
よからぬ妄想してるんでしょ」
「まあね」
おまえのコトを
考えてるときが一番しあわせ
って
セイってば笑ってて。
「……」
セイのセリフに
私の顔は
長湯した誰よりも
のぼせ上がって
真っ赤になっていたに
違いなかった。
ちゅちゅちゅCHU〜♪
チュッちゅ♂006
≪〜完〜≫
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