「ニワトリは3歩歩いたら
忘れる、って言うけれど
ウチでも一羽
飼ってたとは
気づかなかったなあ♪」
セイが
私に近づいてきてッ。
「おバカなニワトリは
今夜のメインディッシュに
しちゃおっかな〜」
セイのキレイな目が
至近距離で
私を捉えてるッ。
「お殿さまッ、お戯れをッ」
「苦しゅうない、近こう寄れ」
セイってば
わざと舌舐めずりを
してみせてッ。
「我が家のペットは
食べちゃいたいくらい
憎たらしいよなッ」
セイが私を
背中から掴まえて
「よ〜し、よしッ」
って
どこぞの動物愛好家が
ペットのお腹を擦るように
私のミゾウチ辺りを
触ってるッ。
「こッ、こそばゆいからッ」
「動くなよ。
せっかく捕まえようとした
ノミが逃げちゃう」
「ノミなんて
いませんからッ!!!!!」
「どおれ。
よくご主人さまに
見せてごらん♪」
セイがTシャツを
捲くり上げて
中を覗き込もうとしてッ。
「もうすぐママが
帰ってくるからッ」
「そんな余計なコトは
しっかり覚えてるんだな」
セイが大笑いしながら
「やんッ」
私のおへそに歯を立てた。
「どっちがペットか
わかんないよねッ」
「構わないよ」
セイの唇が
ちいさく動く。
「愛し合えるんなら
どっちでもいい」
ちゅちゅちゅCHU〜♪
チュッちゅ♂007
≪〜完〜≫
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